半導体部門がソニー G を支える縁の下の力持ち
ソニーグループの連結売上高は FY24 で約 13.2 兆円。多くの人は PS5 やプレイステーションを連想するが、実はイメージング&センシング・ソリューション (I&SS) 部門が最高の利益率を誇る。
I&SS 部門の売上は 1.6 兆円・営業利益率は約 19%。エンタメ (音楽・映画・G&NS) が平均 10〜14% である中、I&SS は安定的に高い利益率を維持している。
ソニーグループの連結売上高は FY24 で約 13.2 兆円。多くの人は PS5 やプレイステーションを連想するが、実はイメージング&センシング・ソリューション (I&SS) 部門が最高の利益率を誇る。
I&SS 部門の売上は 1.6 兆円・営業利益率は約 19%。エンタメ (音楽・映画・G&NS) が平均 10〜14% である中、I&SS は安定的に高い利益率を維持している。
Sony の CMOS センサーが独占的なシェアを維持する理由は、積層型センサー技術 (Stacked CMOS) の圧倒的なリードだ。2012 年に量産を始めた積層型は、フォトダイオードと回路を別の基板に積み重ねることで、高感度・高速読み出しを両立させた。
Samsung は積層型の量産を始めているが、Sony との性能差は依然として 2〜3 世代分あると言われる。スマートフォンカメラの多眼化・高画素化が進むほど、Sony の優位性はむしろ拡大する傾向がある。
リスクは 2 つ。まずスマートフォン市場への依存だ。I&SS 売上の 70% 以上がスマホ向けセンサー。世界スマホ出荷台数の減少局面では、在庫調整が直撃する。2022〜2023 年の調整局面では I&SS の利益率が 10% 台に低下した。
2 つ目は Samsung の垂直統合だ。Samsung はスマートフォン (Galaxy)・DRAM・センサーを全て自社製造できる。Galaxy 向けは Samsung 製センサーに切り替えを進めており、Sony の Samsung 向け出荷比率は低下傾向にある。Apple 向けへの依存度がさらに高まるリスクがある。